元タニヤ嬢とのお別れ~2016年6月バンコク旅行記(13)
2日目の夕方。
チャトチャックウィークエンドマーケットでGちゃんが買い求めたカメラは一向に見つからず、探し歩く間はFacebookに夢中で自分の買い物そっちのけという態度に嫌気がさし、買い物をあきらめマーケット横の公園に来ました。
空いてるベンチを見つけて2人で腰掛けます。
それでもスマホに夢中のGちゃん。
鶴次郎がその姿を黙って見ていると、バツが悪くなったのか、ようやくスマホをしまいます。
タクシーで帰るの?いくらぐらい?と聞いてみます。
すると、ランシット行きのバスがあるらしく、8バーツで帰れるとのこと。
2月にも2人でこのマーケットに来たわけですが、そのときGちゃんはウィークエンドマーケット初体験でした。
おそらくその後にプライベートで来て、バスで往復したことがあるんでしょうね。
ちなみにその2月にはBTSでチャトチャックまで来たのですけど、GちゃんはBTSまでもが初体験でした。
8バーツと聞いて、安い!と大げさにリアクションする鶴次郎。
しんみりした雰囲気が嫌いなんです 笑。
今夜はどこに行くのか?ナナ?ソイカウボーイ?タニヤ?などなど、Gちゃんが笑いながら聞いてきます。
ナナもソイカもタニヤにも行くぜ!と冗談で返します。
彼女にしてみれば3泊ずっと鶴次郎と過ごすつもりだったのに、1泊で帰されるわけです。
姉に電話で今日帰ることになったと告げた後、けっこう悲しそうなやりとりをしていたのは、タイ語がわからない鶴次郎にも理解できました。
姪っ子へのプレゼントのハローキティのぬいぐるみと姉夫婦への宇治抹茶キットカットをちゃんと持ってるか確認させて、「じゃ、行くよ」と言いました。
で、財布から2千バーツ出してGちゃんに渡そうとします。
しかし首を振って受け取りません。
鶴次郎としては、まがりなりにも一晩一緒に過ごしたし、姉夫婦と姪っ子にはお土産を買ってきたけどGちゃんには何もなく、もしカメラを買う場合に出そうと思っていたお金です。
バンコクに来る前に、姪っ子へはキティちゃん、私は鶴次郎に逢えればいい、と言われてたのですけど。
たぶん、ノドから手が出るほど欲しいはずの2000バーツをなかなか受け取ってくれません。
姪っ子と姉夫婦にお土産を買ってきた、Gちゃんにはない、カメラを買うとき払おうと思っていたお金だよ、と説明して無理やり手に握らせました。
そして2人で立ち上がり、鶴次郎は「じゃあね」と言って手を振ります。
するとGちゃんは、ペコリ、と頭を下げて手を振り返してきました。
ここでお別れです。
鶴次郎はMRTの駅に、Gちゃんはバスの方向へ歩き始めました。
(後日談)
鶴次郎が日本に戻った3日後ぐらいにGちゃんは故郷のウボンに戻りました。
4歳の娘と母親の3人で暮らしており、野菜直売みたいな仕事を始めました。
たまにLINEでそうした近況などを送ってきます。
その都度、お母さんが会いたがってるよ、と言われてます 笑。
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