カオサン通り行きのタクシーで熱唱する~2016年6月バンコク旅行記(24)

3日目の昼。

食事を摂った後に捕まえたメータータクシーで、スクンビット駅近くからカオサン通りに向います。

運転手は比較的若く、好青年っぽく、寡黙で真面目な感じでした。

タイミュージックを小さなボリュームでかけて、適度に涼しいエアコンの中、安全運転で快適なタクシーでした。

Googleマップを見ながらカオサン通りまでの道のりを確認したり、バンコクの街並みをキョロキョロと眺めたりしていました。

 

隣でスマホをいじっていたLちゃんが、この歌知ってる?と画面を見せてきました。

その画面にはYoutubeが。

なんと、谷村新司の『昴(すばる)』じゃありませんか。

『昴(すばる)』だったら大体の日本人が知ってるよ、と教えてあげます。

すると、歌ってみて、とのお願いが 笑。

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鶴次郎、ヒジョーに歌が下手です。

大量にアルコールを摂取しないと恥ずかしくて人前で歌えません。

なので、恥ずかしいからイヤだ、と断ろうかとも思ったのですが、ちょっと考え直します。

運転手もLちゃんもどうせ日本語わからないし 笑。

旅の恥はかき捨てって言うし 笑。

 

ってなわけで、OK!と快諾。

YoutubeのPlayボタンを押して、「目を閉じて~何も見えず~」と唄い始めました。

 

この『昴(すばる)』、中学生のときのクラス対抗合唱コンクールの課題曲でした。

何十年も前に歌ったきりなのに、不思議なことに歌詞を見ずとも歌えてしまいました。

仕事で名刺交換した人の顔と名前が覚えていられないのに、人間の脳はまったくもって不思議です 笑。

 

てことで無事唄い切ることに成功。

Lちゃん、感動してました 笑。

 

すると、次コレ、と言って出てきたのは『上を向いて歩こう』でした 笑。

ワオ、スキヤキソングかよ、とツッコミを入れ、結局この歌も唄うハメに 笑。

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で、何とか『上を向いて歩こう』を唄い終えるとLちゃんからアンコールがかかり、またも『昴(すばる)』を唄うことに。

さすがに二度目、鶴次郎も結構ノリノリで、前髪あげて鼻を上に向かせる清水アキラ風ものまねを混ぜて唄いましたさ。

感動と爆笑に包まれるLちゃん。

そんなこんなしているうちに、タクシーはカオサン通りに到着しました。

まさかバンコクのタクシーで『昴(すばる)』と『上を向いて歩こう』を唄わされるなんて夢にも思いませんでした 笑。

これも旅ならではのアクシデントのひとつですね 笑。


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