乗ったバイタクが警察に捕まる~2018年11月記(8)

乗ったバイタクが警察に捕まる~2018年11月記(8)

3日目。

目覚めたのは午前中だったけど、ぐーすか寝るE嬢を待っていたら、やはりお昼くらいから始動。

不足分の両替を済ませ、前回は雨続きで行けなかった、ビッグブッダへタンブンに。

ブッカオとソイハニーの交差点にたむろってるバイタクを捕まえ三ケツで出発。

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ソイハニー近辺からビッグブッダへ向かうのに、ほぼ全てのバイタクは、ソイレンキーを抜けてサードロードへ出て、右折してひたすら南下していくルートを辿ります。

毎回サードロードを右折するときに怖さを感じるんですけど、幸いにも事故に遭遇したことはありません。

この日も無事に右折してサードロードに合流し、南下。

すると、サウスロードとの交差点の信号に捕まります。

日本と同じ左側通行のタイは、交差点の左折はほぼ常時OKです。

赤信号のとき直進と右折は信号待ちで、左折は合流して問題ない交通ルール(のはず)です。

これはアメリカでもよくあるルールですね。

で、何を思ったか、バイタクの兄ちゃん。

おとなしく信号待ちすれば良いものを、左折してサードロードに合流し、10数メートル走ってUターンしてサードロードへ左折しようとしました。

ちょっとわかりづらいので図説 笑。

で、赤矢印のように左折してUターンすると、なんと、赤丸のところに警察官が立っており、物の見事に捕まってしまいます。

やっぱりUターンが良くなかったみたい。

それまで何となく、バイタクって事故でも起こさない限り警察に捕まらないのかと思ってたんですけど。

すでに捕まった車の運転手などもいて、我らのバイタク兄ちゃんは2人の順番待ちに。

交代のバイタクが来るのかなぁとか、ひょっとして三ケツだと自分も罰金なのかなぁとか、ちょっと不安にもなり 笑。

するとバイタクの兄ちゃん、こちらの不安を察知してなのか、自分に言い聞かせるためなのか、こちらに笑顔をふりまいて「マイペンライ」を仕切りに連呼してしきます。

なんか憎めない兄ちゃんだ 笑。

警察官は190cmで痩せ型、サングラスだからハッキリとはわからないけど、宍戸開みたいな感じで、ヘラヘラする兄ちゃんに対して全く笑いません。

多くの人を取り締まってるだけあって、厳しいというかマジメすぎる人柄なのでしょう。

客であるこちらをチラチラ確認しつつ、切符を切る手際は早かったです。

切符切り処理が終わると「OK、OK」とヘラヘラする兄ちゃんは、予備のヘルメットを取り出して真ん中に座るE嬢にかぶるようすすめてきます。

つか、三ケツ自体ダメだろうし、三人目の鶴次郎もかぶらなきゃ意味ないじゃん、と思ったのだけど、厳しい警察官はなぜかそこはスルー。

うーん、乗ったバイタクが警察に捕まるなんて珍しい経験をしたものだ、と。

ちなみに「いやぁまいったなぁ」という仕草、タイ人も日本人同様に頭をポリポリかくようです 笑。

まぁ事故に巻き込まれる経験よりはずっとマシだなぁと思いつつ、なんとかビッグブッダに到着。

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すっかりルーティンワークと化した、右のお店でタンブン用品物を購入し、線香でブッダにお参りし、左側の建物でいつもの強欲お坊さんの説教を聞き、パタヤ市街に戻ります。

ちなみにいつもの強欲お坊さん、この日はやる気が無かったのか、枝木で頭叩いたりミサンガを巻いたりという個人サービスは、全く受け付けていませんでした。

その代りといってはなんですが、見たことない「雑用係おじさん」。

この人、参拝客が一生懸命お祈りしてお供えしたものを、祈り終わる前から片っ端に片付けていくというツワモノ。

そんなことされたらご利益もなにもあったもんじゃないとい思うんだけど、なぜか誰一人文句言いません。

雑用係おじさんとはいえ、ブッダに仕える身として接しないといけないんだろうか。

アヴェニュー1Fから2Fに移動してこじんまりとしてしまった屋台街で遅いランチを取っていると大雨。

観たい映画も特になく、小ぶりになるのを待ってホテルに一時退却となりました。


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