オケラを人生で初めて食べてみた~2018年11月記(4)
到着日の夕方。
ブッカオ常設市場で辛さ満載のぶっかけ飯で腹を満たし、辛さで燃えたぎる口内をビールで抑えるべく、適当なバービア目指して歩きはじめます。
するとE嬢から連絡が。
今からアパートを出発するのでどこに行けば良い?と。
説明が面倒なのでLKメトロのどこかで合流ということで返答します。
LKメトロに辿り着く頃にはE嬢は既に到着しており、辛いメシの話をして適当なバービアに入店。
ハイネケン1本目を秒殺で飲み干し、まずは口内の炎の消化に成功 笑。
寝起きで腹減り状態の嬢が屋台で食べ物を購入してきます。
ガイヤーン数本とビニール袋に入った葉っぱと虫らしき食べ物が卓上に置かれます。
その虫らしき食べ物を食べてみることに。
ちなみに鶴次郎イナゴは日本でもフツーに食べられるので、タイでのイナゴも全然問題なく食べられます。
フツーにイナゴを食べる日本人が珍しいのか、E嬢は会うたびに色んな虫を食べさせてきました。
コオロギとか、ゴキブリとか、なんかの幼虫とか。
日本にいたら絶対に食べないんですけど、タイにいると不思議に食べることができてしまいます。
で、その虫。
異様にマズい 泣。
屋台の調理法が悪いのか、もともとこういう食べ物なのか。
素焼きだけど半生状態で、塩などの調味料は一切使われておらず、噛んだ瞬間にブニュっと破裂し、半生の体液の苦味そのものが口の中に広がります。
相当おいしくないです 笑。
イナゴのたぐいだと思っていたものの、その虫を良く見てることに。
なんかカマみたいな手とノコギリみたいな口をしてて、これまでの人生で一度も見たこと無い虫でした。
嬢がタイ語を英語に変換し、さらに日本語に変換すると、『ケラ』と表示されます。
ケラって何だ??
さっぱりわかりません。
英語のサイトとか翻訳を駆使し、ようやく『ケラ』が『オケラ』であることが判明。
♪ミミズだーって、オケラだーって、アメンボだーーってー♪
のオケラでした。
歌では知っていたものの、実際にオケラを見た事自体、人生初なんですけど 笑。
ちなみに帰国後、多くの人に聞いてみたけど、やはりオケラを唄以外で知っている人は皆無でした。
生息しているのは水中なのか地上なのか、はたまた地中の生き物か。
これもググってみたら、地中の生き物であることが判明。
この見た目がグロテスクな生き物が地中に潜んでいて、今や素焼きにされて鶴次郎の口に入ってる。
たださえ不味いのに、色んなことを想像してさらにマズさ倍増 笑。
3匹ほど食べてみたけど、それ以降はいっさい口にしませんでした。
ナゼにタイ人はオケラを食べ始めたのか。
たぶん昔のタイ人はミミズやアメンボも食べたことに違いない。
で、おそらくオケラだけが美味に感じ、現代でもオケラだけが食べ続けられていられるのではなかろうか。
いや、タイのどこかではミミズやアメンボを今だに食べ続けている人たちがいるかもしれない。
たださえオケラによってちょっと吐き気を催した感じなのに、ミミズやアメンボを食べる自分を想像し、更に気持ち悪くなったことは言うまでもありません 笑。
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