マカオのカジノも全面禁煙へ
2014年10月から「喫煙ルーム」内でのみ喫煙可能となっていたマカオのカジノですが、ついに「全面禁煙」の動きが出てきました。
「喫煙ルーム」も撤去する方向とのこと。
ちなみに今年から、サウナなども「喫煙ルームのみ」と厳しくなりました。
愛煙家にはキツイ流れですね。
政府側は、
- 喫煙ルームとはいえ周辺空気に影響を及ぼす
- アンケートの結果、85%がカジノの全面禁煙化に「反対しない」と回答
- 「全面禁煙化ならマカオへ行かない」と回答したのは喫煙者の約1割に過ぎない
- 禁煙となった平場カジノでは売上が上昇している
などの理由で全面禁煙を検討しているとのこと。
一方、この動きを受けてマカオゲーミング仲介人協会は、全面禁煙に反対の立場です。
- アメリカやカナダでの全面禁煙後、売上は3割下落したこと
- しかもラスベガスとアトランティックシティは対象外だった
- それだけでも充分に禁煙がカジノ売上に悪影響であることは明白
- アンケートの結果、9割以上が売上減による雇用に悪影響なので喫煙所の設置は賛成と回答
として、政府に対して喫煙ルームを残すよう請願を行うということです。
んー、どっちもどっちという気がしないでもないですが、喫煙ルームの対応じゃダメなんですかね。
結局のところ、嫌煙家にとってはタバコの臭いがしなければいいんじゃないか、と。
服に染み付いた臭いもイヤ、なんて言われたらダメですけど。
それにしてもアンケート結果が対照的で面白いですね。
政府側は「全面禁煙に反対しないは85%」で、協会側は「雇用が危うくなるなら喫煙所設置に賛成が9割」ということ。
回答欄にはたぶんそれぞれに有利な回答しかないからこういった結果になるんですよね。
どちらかといえば、協会側のアンケートのほうが誘導的な感じがしないでもないですが。
でも、仮に、マカオのカジノは全面禁煙だから行かない、という日本在住のカジノファンはどれだけいるんでしょうか。
まあ、政府も協会も、問題なのはカジノ訪問客数ではなくて、使う金額のほうが重要なんですけど。
カジノで1万円使う1万人の声より、1000万円使う11人の声のほうが重視されるわけです。
そんなわけで鶴次郎がブログ何をわめいても何の効力も発揮しないので、ただの戯言だと思ってください 笑。