スロットが大当りもフリーズして再起動
カジノのスロットでの忘れられない記憶です。
ウィン(wynn)のスロットをぼけーっと打っていたときのこと。
その台は隠れたように置いてあるコーナーの10セントスロットでした。
中国系の図柄が多いマカオのカジノのスロットですが、その台はアメリカンドリームチックな雰囲気の図柄。
1台だけ図柄が違う感じなので、興味本位で打ち始めた次第。
1倍オッズのMAXラインで勝負を始めました。
小当りを繰り返したり、中配当したときの倍々アップがうまくいったりするも、じりじりと負け進んでいたときのこと。
「7」ではないけど、当たり図柄が4つほど揃う!!
こりゃ、結構な配当くるかも!?
大音量の当たり音ともに、ビカビカフラッシュして、期待が高まります。
英語で、たぶん「10回のフリースピンだぜ~!」みたいなことを叫ぶ台。
そしてカウントダウンが始まります。
「スリー!」「ツー!」「ワン!」
「ゴーッ!!!」
・・・
・・・・・
・・・・・・・・
ん!?
何も始まらず。
スタートボタン押しても無反応。
精算ボタン押しても、オッズボタンとか押しても無反応。
こりゃフリーズしとるじゃないか!!!
店員呼び出しボタンを探すも見つからず。
周囲を見渡しても誰も歩いてない。
ここで台を離れたらハイエナどもに奪われてしまう、と思い辛抱強く係員が通りかかることを待つ。
・・・
・・・・・
5分ぐらいでようやく遠くに係員を見つける。
「エクスキューズミー!!!」
怒鳴って呼び出す。
無線で連絡を取る係員。
すると、近くにいた係員2名も到着。
しかし、鶴次郎と同じように、色んなボタン押すだけで何もできず。
さらに無線連絡。
またも5分後、今度はアニオタ系の兄ちゃん登場。
たぶんIT系の技術者なのであろう。
スロット台は4つのボーナス図柄が揃っており、ビカビカとフラッシュを繰り返し、しかし無音。
技術者はおもむろに台を開け、色んなケーブルの接続やら、箱みたいなものをガシャッと動かしたり。
それでもダメ。
一番危惧していた、電源ボタンで強制再起動される
「おいおい、ボーナス状態がクリアされたら暴れるぞ」と固く心に決める。
周囲にいた係員に「ボーナス揃ってるからね」と目撃者であることを念押ししたりもする。
電源が落とされ一瞬真っ暗になる台。
チカチカ、と光ると、まさにコンピュータの起動画面が。
真っ暗な画面の左上には、「….」とOSを読み込んでいるであろうドットが表示されていく。
たぶん「Alpha」というOSみたいだ。
UNIX系で動いてるんかい、などと心のなかでツッコミ。
様々なプログラムがロードされたりバインドされたり。
しかも3回ぐらい再起動を繰り返す。
なんなんだ!?
結局、再起動が完了するまで、またも5分ぐらいかかる。
どんだけハードのスペックが悪いんだ。
つか、スロットのプログラムが大容量すぎるんか?
そんなことより、オレのボーナスはどうなるんだ!?
で、見事ボーナス状態から復帰。
レジューム機能があるみたい。
めでたし、めでたし。
周囲の係員も「よかったね」みたいな笑顔を返してくれる。
これだけ期待を持たせた「フリースピンゲーム10回」、結果はというと
たった4000ドルにしかならんかった。。。
そんなわけで、カジノのスロットが突然フリーズしても、再起動したところで状態が初期化されるわけではない、ということを体験しました。
まあ、フツーはそんな経験しなくてもいいわけですが。
我ながらホント、クジ運の悪さというか、悪運の強さというか。
貴重な経験でした。