『深夜特急』ドラマ版を鑑賞しての感想
『深夜特急』といえば沢木耕太郎原作の、マカオのカジノのバイルブル的小説ですよね。
我が家で加入しているケーブルTVで、ドラマ版の『深夜特急』が放送されたので鑑賞してみました。
大沢たかお主演で、96年ごろからテレビ朝日系列で、特番として3回に分けて放送されたようです。
鶴次郎は、その放送のことを全く覚えていませんが 笑。
小説でマカオが登場するのは日本を経って香港に降り立った、次の渡航先としてですが、このドラマにはマカオは一切登場しませんでした。
香港では今となって有名な重慶マンションに宿をかまえます。
マンション内の古ホテルに連泊する主人公が、宿泊仲間と大小(Sic-Bo)に興じ、負けては重慶マンションの両替所に両替に行く、というシーンだけでアジアのカジノは描き終わっています。
第三部では、一発逆転を狙ってモナコのカジノに行くシーンも登場しますけど。
マカオのカジノ好きには、マカオが登場しない時点でちょっぴり残念でしたけど、それでも全編に渡り、非常に楽しく観ることができました。
このドラマだけでも十分に「バックパッカー必見のドラマ」じゃないか、と 笑。
というか、ドラマじゃなくてほとんどドキュメンタリーみたいな感じです。
小説と違って90年代中盤が舞台となっていますが、それでも当時はインターネットなんて普及していない時代です。
現在であれば、現地に行ってもネットさえ繋がっていれば、地元の人とコミュニケーションなんて図らなくてもさくさく旅が出来てしまいます。
鶴次郎もタイに一人旅行へ行った経験がありますが、ほとんど会話した記憶がありません 笑。
でも当時ではそうはいきません。
英語が話せる主人公は、英語が話せる現地の人を見つけ情報を入手します。
そういう意味では英語の重要性もよくわかるドラマですね 笑。
あー、また旅行に行きたくなってしまいました 笑。